感染しているかわからないから一番怖い感染症である性病

性器クラミジアという病気をご存知でしょうか??

日本で最も感染者数の多い性感染症といわれており、10代後半の女性の21人に1人、20代前半なら16人に1人が性器クラミジアに感染しているという報告もあるほどです。

この疾患の厄介な点は、感染しても自覚症状が出にくいことです。

特に女性にその傾向が顕著で、男性の50パーセントに症状が出ないのに対して、女性となると80パーセントが感染に気付かないというデータもあります。

そのため、感染していているにもかかわらず性行為をして、知らないうちに他人に感染を広めてしまう恐れを秘めているのです。

最近では淋菌感染症も増加しているようです。

近頃の傾向として、フェラチオなどのオーラルセックスが一般化となったせいか、性器から咽頭へ、咽頭から性器へという感染が多くなっています。

特に男性の場合は風俗店に行く機会もあると思いますが、以前はコンドームの着用で多くの性感染症の感染は防げました。

しかし、前述のようにのどから感染する可能性もあることには充分留意しておく必要があるでしょう。

感染の発見は、自覚症状がないからこそ専門の病院で検査をすることをお勧めします。

感染していれば、抗生物質を一定期間服用することでほとんどが完治できます。

また病院に行くのが恥ずかしいという人には、通信販売などで性感染症の検査キットも入手できるのでそれを利用するのがいいでしょう。

感染すると更に恐ろしい状況に陥る

性感染症の一つである性器クラミジアについて、更にここで見てみる事にしましょう。

まず最初に、発症の原因はクラミジア・トラコマチス(CT)が尿道や性器に感染することです。

クラミジア・トラコマチスには数種類あり、そのうちのD-K型が性器クラミジアを引き起こすのですが、 A-C型およびL型は別の疾患を引き起こします。

性器クラミジアは、主に性交やオーラルセックス、キスなどにより粘膜に感染することで発症します。

感染部位としては、咽頭の他、男性なら尿道、女性では膣内が挙げられます。

相手が咽頭感染していても軽い口づけ程度では感染する可能性は低いのですが、ディープキスとなると感染率はアップします。

感染すると、男性の場合は尿道に痛みを感じたり尿道から透明な膿が出たりします。

女性ではおりものが増える場合もありますが、いずれも自覚症状が出にくいため治療せずに放置してしまう危険性を伴います。

そうなるとクラミジアが体内深く進行して、さまざまな疾患を引き起こします。

男性なら前立腺炎、副睾丸炎、肝炎や腎炎になる可能性があります。

女性の場合は、子宮頸管炎、子宮内膜炎、卵管炎の可能性に加え、進行すると骨盤腹膜炎や肝周囲炎や卵巣炎を引き起こすことが考えられます。

これらは子宮外妊娠や不妊を誘発する原因ともなります。

さらに、早産や流産の危険性も増し、産道感染すれば新生児が結膜炎や肺炎を発症するケースも見られます。

また性器クラミジアに感染していると、HIVを始めとする他の性感染症に罹りやすくなる危険性を秘めています。

この疾患の問題点は、感染しても自覚症状に乏しいという点です。

咽頭感染の場合には喉が痛くなったり痰が増えるという症状が見られますが、それらが出ないこともあるのです。

治療法としては、まず病院に掛かることが必要です。

男性なら泌尿器科や性病科、女性なら加えて産婦人科を受診します。

咽頭感染であれば耳鼻咽喉科に掛かりましょう。

病院に行くとまず、採尿もしくは患部から体液を採取し、クラミジアの有無を調べます。

感染の経緯や患部に係わらず、治療法は抗生物質や抗菌剤の2週間程度の投与です。

薬によっては一度の服用で効果が得られるものもありますが、ほとんどは数日後には症状が治まります。

けれども菌が完全に死滅していないケースもあったり、薬に耐性のある菌が増えていたり耐性を持ってしまうこともあります。

医師の完治の診断が出るまで定期的に通院しなければ、症状がぶり返す可能性もあります。

性器クラミジアの予防はコンドームの装着である程度は可能ですが、完全とはいえません。

また口から口へのクラミジア感染もあるので、一番の予防法は性行為の自粛、それが無理なら不特定多数との性行為をしないことでしょう。

一度検査を受けてみましょう

性病は、基本的に性器の周辺に症状が出ます。

しかしそれは初期症状で、進行すれば性器周りだけでなく性器から身体の中にまで細菌やウイルスが進み、体内のあらゆるところを冒すことにもなってしまいます。

性器クラミジアや淋病などは下腹部に痛みを感じるケースが多いのですが、そのときにはすでに症状がかなり進行していると考えられます。

これらの疾患は女性ならおりものが増えたり、不正出血があったりなどの症状が顕著です。

けれども、自分では性感染症に罹っているとはわかりにくかったり認めたくないという気持ちがあったりして、なかなか病院に行こうとはしない傾向が見られます。

さらに問題なのが、多くの性感染症で感染しても自覚症状がないケースが多いということです。

したがって気付いた時には症状がかなり進行していたり、パートナーなどに感染させてしまっている恐れがあるのです。

もし、それらしい症状が見られる、または感染したかもしれない状況に心当たりがあるなら、速やかに専門医で検査を受けることをお勧めします。

性感染症は女性の場合、不妊症の原因にもなる恐ろしい病気です。

しかし、有効で効果的な性感染治療薬はたくさんあるので、数日間の病院通いで完治できます。